恐怖のインター日記その7
よせあつめ大作戦PART2
部品ふたたび集まる
インター日記6に「いただきものの部品ばかりでパソコンを作った」と書いたら,手土産代わりにケースを持ってくる奴(生徒)とか,紙袋にマザーボードをぶら下げてくる奴が現れた。それも授業中に突然ドアを開けて置いていってくれる(「先生,これ置いとくね」といって品物を並べて去ってゆく)。なんてユニークかつ大胆な学校であろうか(教頭が聞いたら卒倒しそうですな)。
いちばん,しょーもなかったのはMac用のSCSIハードディスク3台というやつ。容量は20MBなので,3台をディジーチェーンでつないで・・・などと考えてみた。でも,それだけでベイを3つ消費して,電力もバカにならないので,授業の教材用として活用することになった。
それにしても,回りの教員からは白い目で見られるし,カタギの生徒からは不審な目で見られるし・・・・。
ただ,それでもまだ足りないパーツがあります。なにしろフロッピードライブが無い。もっともハードディスクは別のマシンでインストールしてきて,組み込んでしまうという方法もある。この方が生徒たちに変なソフトをインストールされたり,逆にネコババされずに済むという意見もある。
寄せ集めマシンの用途
わが校のパソコン室は,出入り自由という状態にはない。必ずクラブなどに所属していないと,利用できないようになってる。自由解放にしてしまうと,ハードディスクがむちゃくちゃになり,授業に支障が出てしまうのである。現在のクラブ利用だけでも,個人持ちのエコロジーは突然インストールされているし,アプリケーションの設定は勝手にカスタマイズされてしまう。これを直してまわるのが一苦労。
そう,初心者が壊してしまうという心配(これは教員の方が多い)よりも,変に活用されえてしまう。そこで自由になるのは,自作の解放台だけということになる。それも教員が許可した時だけである。自由な学校の,唯一不自由な部分だ。
そこで,寄せ集めパソコンを企画したのだが,第1号は予想に反して高性能マシンになってしまった。そこでチープな2号をこさえて,廊下にさらしておいてもよい「愛玩パソコン」を作るのが目標である。朝に職員室から出して,夜しまう。まるでパパママストアの立て看板のようなパソコン。それが力技で作る「力の2号」なのである(やはり1号機は技術を要したので「技の1号」でしょう)。
これを読んでいて「よし,ではわが家に眠っていて誰も使っていない部品をひとつ送ってやろう」と思った方は,着払いで結構ですのでよろしく(何もお礼できませんが)。
前途ある生徒のために,すすんで人柱になってやろうという方をお待ちしております。出すものは何もないという方。あたたかい声援をお待ちしております。
声援の宛先:
abiru@yamabuki-hs.shinjuku.tokyo.jp
tsujita@yamabuki-hs.shinjuku.tokyo.jp
現在集まっているものたち
マザーボード :VL/I-486SV2GX4(動作未確認,ロット不明)
CPU :まだチェックしていないIntelDX4 100
メモリ :パリなし8MBが1枚あるんだけど動くか?
ビデオ :なぜか湾曲しているCanopus PowerWindow9100(VL Bus)
サウンド :ノーチェックのSoundBraster互換音源
ケース :メーカー不明,電源ケーブルなし
ハードディスク:WesternDigital 340MB(中古・不良セクタあり)
フロッピー :どっかにないだろうか
ディスプレイ :どっかにないだろうか
キーボード :なつかしのAX用(Telemation)キーボードを秋葉原で購入(1200円)
マウス :いまのところ使っていないLogitecのCyberman(個人所有)
LANカード :秋葉原で5000円で買ってきた正体不明のNE2000互換カード
YAMABUKI 1/23 1995