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1999年11月15日
今、できること
中学校や高校時代の思い出話に興じたことがある。話が進むうちに自然と「今の学校教育はおかしい!」という批判的論調の話で盛り上がり、悪口を言ったり、どうすれば是正できるかなど話していた。
そんな時、私が話の腰を折るように「子供もいない、まして結婚すらしてない俺達が云々言ってもどうしようもない。」といったような事を言ったら、 それを傍らで聞いていた先生に「自分が学校教育を受けて、間違っていると感じるなら、今からそれを是正するために努力しなければ、君の子供の世代には間に合わないぞ!」と言われた。
いわれてみれば、そのとおりである。仮にたった今、画期的な教育制度が考案されたとしても、それを実際に実施していくのには、5年〜10年ぐらいは、掛かってしまうのであるから、私の子供の世代にその新しい教育を受けさせたいと考えるなら、今から努力することは、決して無駄ではない。いや、必要なのだ。
(話の都合上私が結婚できるか否かは、問わないものとする。(笑))
まだ見ぬ世代のことを考えて今から備えておくということ。結婚するか否かも、親になるか否かも、解らぬうちからその更に先の事を考え、また、私たちの子供たちの事を考えて、その世代の為に今、何かをする。これが「国家百年の大計を考える」ということなのだと再認識した。また併せてそれを考える事の難しさを痛感した。
ぼくたちは、ぼくらの子供達の為に今現在、何をしてあげられるだろうか・・・・。願わくば、私の子供には、親もうらやむような充実した環境と社会に暮らして欲しい。