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2005年08月24日

君は、Oracleを愛せるか!?

自分戦略を考えるヒント(21)

レンガで頭を殴られるようなことが、人生にはある。それでも信念を失うな。私は自分のしてきたことを愛している。それだけが自分を前進させ続けたと確信している。あなたたちも、愛するものを見つけなければならない。

リンク先の記事は、自分のやっている事に対して、どれだけ愛情を注げるかという事が競争優位性を確保する上で重要ではないか。というお話で、上記の一文は、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の学位授与式でスピーチした言葉だそうです。簡単に言えば「好きこそものの上手なれ」という事ですね。「競争優位性」なんていう言葉が出てくると難解に聞こえますが、結局は昔から言われてきた事を現代風に言い換えたという感じですね。

翻って考えるに私は最近、このブログで何回も「仕事が面白くない」という趣旨の事を書きました。これは偽らざる私の主観です。しかし、このジョブズ氏の言葉を反芻する中で、これまで自分は担当製品や仕事に対して本当に愛情を注ぐ事ができていただろうかと考えるに至りました。愛情を持たずして取り組んだ結果が思わしくないのは当然でしょう。

ソフトウェア製品に欠陥があるのは当然です。長い歴史の流れの中で見れば現在のコンピュータテクノロジなどは、まだまだ、試行錯誤と暗中模索の真っ只中です。それらの問題も含めて私はコンピュータテクノロジを愛せていたしょうか。初めてコンピュータに触れた時から今まで、私は一方的にコンピュータテクノロジからの恩恵を享受するだけで、それに見合ったものを還元できていないのだと思います。

人類の進歩と発展の為に、そして私に人生を与えてくれたコンピュータテクノロジへの恩返しのために・・・。
今こそ、神のように創造し、王のように決断を下し、そして奴隷のように働こう。

はたして私は、Oracleを愛せるだろうか。

投稿者 abiru : 2005年08月24日 22:55

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