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2005年11月05日
「父の日記」遂に完結!
愛読していたブログ「父の日記 昭和17年」が遂に昭和17年11月5日のエントリを以て完結致しました。日記の最後には以下のように記されております。
昭和十四年六月二十六日大命を奉じ軍務に服してより、数へてみれば三年四ヶ月。長期の軍隊生活も此れでやっと無事終了したのだ。而し乍ら今になってみると何の感慨もない。東京は相変らず賑やかだし、大東亜戦争は何処でやってゐると言ふやうな風景だ。すっかり気抜けがしてしまった感じだ。当分何をするのも嫌になった。
今日的に表現すれば「燃え尽き症候群」とでもなるのでしょうか。それだけ軍隊生活という者がこのお父様にとっても非常に緊張を強いるものだったのかもしれません。日記では時にのんびりとした日常を綴っていたものの、我々には理解できない気苦労があったのだろうなあと感じさせる最後の一節です。
個人的には除隊後、敗色濃厚となっていく日本の有り様をどのように綴っておられるのかに非常に興味があるところではありますが、一人の人間が苦悩するであろう姿を興味本位で垣間見るのは悪趣味かもしれません。
最後にひとこと。
お父様、本当にお疲れ様でした。
投稿者 abiru : 2005年11月05日 01:33
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コメント
トラックバックありがとうございました
日記を読んで思うのは 戦争がなかったら全く違う人生を送ることができたかも知れないということです。お国の為を信じてバリバリの軍国青年だった父ですが、やりたい事はたくさんあっただろうに戦争中も戦後も自分の思うようには生きられなかったのではないかと。
父の死後約20年 戦後60年となって初めて日記を読み 様々な思いを抱きました。
投稿者 m-cedar : 2005年11月10日 21:23