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2005年12月17日
Project Amethyst 6
本件プロジェクトとは全く無関係なところで一部のプロジェクトメンバーに会う機会があった。みんな年末で忙しく、「お前の相手ばかりはしてられない。」というのが本音だろうが、そのメンバーもプロジェクト自体には興味を持ってくれているようなので、一安心した。今後もプロジェクト自体は継続していくぞ。
このプロジェクトに関係していないが、このブログを読んでいてくれた友人がおり、「あのプロジェクトは何をやっているのか教えて欲しい」といわれたりもした。このプロジェクトの全容を全て明らかにするにはちょっと抵抗があったので、一旦は「ヒ・ミ・ツ♪」と答えて奥歯にモノが挟まったような問答をしていたら、気分を害したようであった。
ごめんよ。きちんとプロジェクトの結果結果が出たら、それがどんな結果であれ、報告するからさ・・・。
ただ、あんまり秘密にしすぎるのも良くないと考えて、
「実はこのプロジェクトはITとは無関係であること」と
「人間のコミュニケーションとTCP/IPのプロトコルの共通点について考察している」
というかなり重要なヒントだけを渡して勘弁してもらった。
しかし、上記のようなヒントが無い状態でありながら、プロジェクトの外部からかなり的確なアドバイスをコメントしてくれたtanabe氏はスゴイ洞察力の持ち主である。(by プロジェクトメンバ一同)
また、その際にブログを読んでいてくれた友人から「あのプロジェクトはUDPホール・パンチング」に関するテクノロジなのか?という質問を貰った。正直「UDPホール・パンチング」という言葉を始めて聞いたので、面食らったが、後で調査してみてようやく理解できた。
どうやら、UDPホール・パンチングというのはNATで遮蔽されたノード同士がUDPで通信する為のテクニックらしい。以下に@ITの記事をリンクする。
ネットワーク管理者のためのSkype入門 第2回
2.Skypeの高い接続性の秘密
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/experiments/skype02/skype02_03.html
なるほど、記事を読んで実感した。ブログを読んでいた友人のUDPホール・パンチングに関する指摘は、かなり良いセン行っている。しかし、今回のプロジェクトではNATに相当する障壁は存在しない。今回問題になっているのは、信頼できるノードとしか通信を許可しない相手先ノードに対して、全く通信の実績が無い状況からどうやって信頼情報を取り交わし、信頼関係を結んで、セキュアで緊密な通信を確保するかという事なのである。
いずれしてもUDPホール・パンチングの件は、大変参考になった。今後アイデアを練る際のヒントにさせてもらいます。
投稿者 abiru : 2005年12月17日 12:33
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