2006年12月10日
ダヴィンチコード
今更ながら小説を読み、DVDで映画を見ました。体調を崩して礼拝に出席出来なかったのにベッドの上でダヴィンチコードを鑑賞しているのですから、厳格なクリスチャンの人なら怒り出しそうですね。
この作品、良くできた映画だと思います。数週間前に小説も読了したのですが、原作の魅力を可能な限り損なわないように努力している作品だと思います。この映画を見た後でもう一度原作小説を読めば、また違った感想が得られるでしょう。
原作と映画の関係とはこのような良好な関係でありたいものですね。誰か「亡国のイージス」を映画化した人にこの作品を見せてあげてください。(笑
宗教を題材にした作品ですので、内容に関しては賛否両論あるとは思いますが、個人的には、非常に面白く、良く考えられたフィクションだと思います。作品の後半で語られる「何が真実か?」ではなく「何を信じるか?」が重要であるというラングドン氏の主張には共感できるものがありました。
確かに物事を科学的に分析し理解する際には、「何が真実か?」という部分が重要になりますが、「信仰」という非常に個人的なものには、「科学的な分析」がそぐわない場合もあるのではないかと思います。
個人的には、クリプテックスが入れ子になっているというエピソードが省かれているのが残念でした。
投稿者 abiru : 2006年12月10日 23:42
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コメント
まだ見てないんだけど、是非 見てみたくなりました。
投稿者 おかあつ : 2006年12月11日 01:12
化学と哲学と宗教は兄弟のようなもので、
突き詰めれば結局「生死とはなにか」という
同じテーマのことを考えている、といいます。
この映画を見て、そのとおりだなあ、と思いました。
それから、フェミニズムな観点から見ても
おもしろいと思いました。
女の人がなぜ必要以上に排除されてきたのか? 女性側からの復讐のようにも思えたのです。
個人的には、ヒントのために全裸になり、
股間にライトを当てる余裕まであった
美術館館長の生き様にも拍手です。
投稿者 ヤモト : 2006年12月11日 16:06