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2007年08月05日

60歳のLinuxユーザ(2)

私が愛用していたThinkpad s30につづいて、母が愛用しているThinkpadが2週間ほど前、壊れました。動作中にブルースクリーンを表示してダウンします。元々中古7万円で購入したものが7〜8年頑張ってくれたので、充分でしょう。

後継機は、オリックスレンテックさんに中古・良品のThinkpadを発注済み。でも到着までは、だいぶ掛かりそう。その間、母は、ゲームもできずメールも読めないので、手持ちぶさたの様子です・・・・。

そこで、今日、私が使っているTurbolinuxのマシンに母親用のアカウントを作成して使わせてみた。

ハッキリ言って母は、パソコンやOSに関する知識は皆無なので、Yahoo!ゲームが出来て、メールが読み書きできれば問題ない。おそらくきっとWindowsというものについても理解していないだろう。なので、Turbolinuxの環境でも問題なく使えるらしい。多分本人は「デザインが違うなあ。」ぐらいにしか思っていないはず。

母は、Winbiffを愛用していたので、Thunderbirdの画面を見たときに「ゆーびん屋さんがいないぢゃないっ!」と文句は言っていたが、「パソコンが違うのだから、デザインはちょっとぐらい変わるものだ。基本的な使い方は一緒だよ。」という私の超アバウトな説明に2秒で納得の様子。

今日、ここに60歳のLinuxユーザが誕生す。

多少、OSに関する知識があると「Linux=難解」というようなステレオタイプがあり、拒否反応を示すが、ウチの母のように「Yahoo!ゲームとメールをする機械=ぱそこん」という理解レベルだと、全く問題にならない事が今日、証明された。

これは、よく言われる事だが、ユーザはOSが使いたいのではなく、パソコンを使うことで得られるサービスを受けたいだけなのだ。今日の出来事で、それを改めて実感した。今回の母のような成功事例を実現させるには、OSの違いやOSの機能を意識させることなく、ユーザが安心してサービスを享受する事に専念できる環境を整備し、使用や運用をバックアップしてあげられる体制が必要なのだと思う。

末端のパソコン・ユーザの満足度を向上させるには、街の電気屋さん的な「ITコンシェルジュ」の存在が不可欠なんだなあと、改めて痛感した。

新しく来るマシンはWindowsXPの予定であるが、こっそりLinuxに入れ替えてしまおうかな。。。。

投稿者 abiru : 2007年08月05日 22:11

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