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2007年09月10日
人類をつなげる普遍的な分かちあいの絆を信じる
ソフトウェアの付属ドキュメントを読んでいてこれほどの感銘を受けた事は、いまだかつてない。
以下の文章は、Ubuntu Linuxの名前の由来を説明しているものです。
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Ubuntu は人間同士の信頼や、お互いの関わりについての南アフリカの倫理的な概念です。この言葉はズールー族の、そしてコサ族の言語からきています。Ubuntu (「oo-BOON-too "ぅぉー ぶーん つぅー"」と発音します)は伝統的なアフリカの概念で、南アフリカ共和国の創設原理のひとつと見なされ、アフリカのルネサンスについてのアイデアに繋がっています。
Ubuntuの根本原理を大まかに訳すと、「他者への思いやり」です。別に翻訳してみると、「すべての人類をつなげる普遍的な分かちあいの絆を信じること」といえるでしょう。
「Ubuntu な人とは、オープンな性格で他人に貢献する気持ちがあって、自分以外を肯定的に捉えられる人のことです。Ubuntu な人は自分が大きな世界につながっているという確信から生まれる適度な自信をもっているために、他人の能力や親切をねたみません。他人が馬鹿にされたり落ち込んだりしたときには共に落ち込み、他人が苦しんでいるときにはその気持ちを共にします」
Desmond Tutu 大司教
Linuxベースのプラットフォームとして、Ubuntuオペレーティングシステムはソフトウェアの世界にubuntuの精神をもたらします。
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投稿者 abiru : 2007年09月10日 01:37
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コメント
この説明はスバラシイが、
Linuxはディストリビューション毎にそれほど思想性が表現されているのか?
僕にはわからない。
少なくとも昔は無かったと思う(技術的信条の違いはあったが)。
今はGUIも発達し思想を表現できるところまで変わってきているのかもしれないが、そこんとこは利用者としてどう?
投稿者 oze : 2007年09月22日 11:45
いろいろあるLinuxディストリビューションの中でも、Ubuntuのように思想的なものを表明しているのは珍しいんじゃないかな。
他のディストリビューションでもコンセプトとかポリシーみたいなものはあるかもしれないけど。。。
投稿者 あびる : 2007年09月24日 01:06
やっぱ、「思想的なものを表明している」だけなのね。
投稿者 oze : 2007年09月25日 17:47